乳児生後–１歳未満

［乳児湿疹］

赤ちゃんに湿疹ができる原因は生後２ー３ヶ月頃までと、２－３ヶ月以降で原因は異なります。生後２〜３ヶ月までは、お腹の中にいた時のホルモンの影響が残っており皮脂分泌量が多いため、毛穴が詰まりやすくなり、湿疹になるという場合が多いです。生後２〜３ヶ月以降は、皮脂分泌量が減ってくるので皮膚の表面の水分量は、大人よりずっと少なくなるため、乾燥しやすく湿疹ができることが多いです。赤ちゃんの状態に合った薬を、正しいタイミングで、正しい塗り方で塗るというコツがわかれば、湿疹の悪化を予防できることはもちろん、アトピー性皮膚炎の発症の予防につながります。

幼児１歳–６歳

［あせも／水いぼ／とびひ］

あせもに悩まれるお子さんは多いのではないでしょうか。汗をかいても、あせもをできにくくさせ、悪化させない方法をご説明します。他にも、幼児に発症することが多い水いぼやとびひについても、早く治すためのケア方法と予防法をアドバイスします。

学童６歳–１２歳

［虫刺され］

虫に刺されると大きく腫れてしまうお子さんは少なくないはず。腫れずに治るように、薬の使い方、使うタイミングについてお話しします。

［花粉症］

花粉症の低年齢化が目立ってきています。勉強や部活、習い事、など日常生活に支障が出ないように、なるべく眠気が出にくい抗アレルギー薬を症状に合わせて処方します。目症状、鼻症状には、点眼薬や点鼻薬を年齢に合わせてお出しします。

思春期１２歳–２０歳

思春期前の子供の皮脂分泌量は大人の２分の１～３分の１と言われており、実は大人よりも乾燥しやすいため、適切な肌のケアが必要になります。

［ニキビ］

思春期に入ると皮脂分泌量が増えてくるため、毛穴が詰まりやすくなって、ニキビができやすくなります。ニキビの治療はもちろん、なるべく新しいにきびをできにくくするために継続的に続けていく予防法があります。保険適用の外用薬で、塗り方も丁寧にご説明します。

２０代–４０代

［紫外線ケア］

皮膚の老化は２０代半ばには始まります。そのため、エイジングケアである紫外線の予防は若い頃から始めなければなりません。日焼け止めの選び方や正しい塗り方をお教えいたします。

［水虫］

足の皮向けや足のかゆみなど、これ水虫？と疑問を持ったら、早急な受診をお勧めいたします。手軽に水虫の検査をすることができ、症状に合った外用薬の処方ができます。水虫は治った後も繰り返す厄介な症状。ちょっとしたコツで再発予防もできます。

［脂漏性皮膚炎］

顔、頭、耳などの皮脂分泌が盛んな部位に赤く炎症が起こる皮膚炎です。かゆみは無いか、軽度のかゆみである場合が多いです。なるべく症状がひどくならないようにするための肌のケア方法をお教えいたします。

［手湿疹、主婦湿疹］

意外とケアを怠りがちな「手」。どのような生活スタイルであるかは患者さんそれぞれなので、気をつけるべきことも異なります。ここでは一人一人に合わせた予防方法、外用薬使用方法をお話しします。

５０代–

［帯状疱疹］

皮膚に痛みを伴う赤みや水ぶくれができる病気です。治った後も、帯状疱疹後神経痛と呼ばれる神経痛が長期間残る場合があります。痛みを伴う水ぶくれや、赤みが出た時は、早めの治療で神経痛が残りにくい治療を行います。また高齢になるにつれ、帯状疱疹後神経痛が残る可能性は高くなるとも言われているので予防ケアをお勧めします。５０歳以上の成人は予防接種も可能です。（保険適用外のため自費負担）

［乾燥性湿疹］

皮脂分泌量は３０代がピークで４０代以降は、皮脂分泌量、皮膚の水分量は急激に減少し、肌は乾燥しやすくなります。乾燥性湿疹は６０代以降に見られることが多いですが、皮膚の乾燥が原因でできる湿疹なので、正しい皮膚のケアによって予防は可能です。湿疹治療後もどのようなケアを継続していけば良いかご説明します。

マタニティ

［妊娠線の正しい予防法］

妊娠中はホルモンバランスの変化により、体にかゆみが出ることがあります。「薬を使う」ということに抵抗を感じる妊婦さんも多いと思いますが、安心して服用できる薬も数多くございます。妊娠中の正しい皮膚のケアについてもお話しします。

より健康的に美しくいるために

当院でお手伝いできることとして（下記は全て保険診療外のため自費負担）

［①化粧品］

くすみ、シミ、シワなどに対しての効果が期待できる院内で調合した美容液、クリームなどをご用意しています。（効果には個人差はあります）

［②まつげの美容液（グラッシュビスタ）］

効果には個人差はありますが、国内初、唯一の厚生労働省から製造販売が承認されている上まつげ専用の薬です。毎日続けることで、まつげの長さ、太さ、濃さを改善する効果が期待できます。副作用予防のために、事前に外用方法をお伝えします。

［③美容液］

高濃度ビタミンCローション／ハイドロキノンクリーム／トレチノインクリーム

院内で作った出来たてをお渡しします。主にくすみやしみ、ニキビ、しわなどの改善が期待できるものです。